ハイラインを歩いてみよう

2009年6月にオープンしたばかりの、今ニューヨークで一番注目を集める観光スポット、空中公園ハイライン(The High Line)をご案内します。

こんにちは、ニューヨークナビです。今、ニューヨークでもっとも注目を集めている空中公園「ハイライン」。こちらはかつて、食料や物品の運搬のために使われていた貨物鉄道の高架橋でした。その高架橋をモダンな散策路としてリノベーションし、100種類以上の草花や木々を植え、ところどころにアートを設置し、地上9m、ビルの3階ほどの高さからの眺めと散歩を楽しめる空中公園「ハイライン」は、これまでにない新しいコンセプトの公園なのです。

まずは最南端の入口、ガンズブート・プラザから。

2011年1月現在オープンしている「フェーズ1」と呼ばれる第1区間は、この最南端ミート・パッキング・ディストリクト内のGansevoort St(ガンズブート・ストリート)の入口から北上し、西20丁目(W20th St)まで。どんな風景が見えるのでしょうか?さっそくナビと一緒に段を昇ってみましょう。
ミート・パッキング・エリア

ミート・パッキング・エリア

ハイラインの最南端

ハイラインの最南端

ハイラインを歩いてみよう 高架橋 空中公園 リノベーション スタンダード・ホテル 空中庭園鉄道跡

ハイラインをまたぐザ・スタンダード・ホテル

階段を昇ってすぐ目の前に現れるのが、2本のコンクリート柱でハイラインをまたぐように建っている、ザ・スタンダードホテル。なんと客室内が丸見え!状態のガラス張りの建築はどの客室からもハイラインとハドソン川を眺めることができます。思わずうわぁーと声を出して、見上げてしまうほど存在感。このホテル1階にあるレストランや、最上階のラウンジ・バーは、セレブも頻繁に出入りするホットなスポットなんです。
ホテルロビー前玄関

ホテルロビー前玄関

冬場はスケートリンクが登場

冬場はスケートリンクが登場

1階のレストラン

1階のレストラン

春夏は草花が生い茂り、冬は雪が降り積もる散策路。

さて、右はミートパッキング、左はハドソン川を眺めながら、さらに進んで行きましょう。
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当時の線路も残されています。

当時の線路も残されています。

特徴的なベンチたち。

特徴的なベンチたち。

ハイライン・ビルディングとA Bell For Every Minutes

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スタンダードホテルをくぐって先へ進んで行くと、もう一つハイラインをまたぐように建つ新しいビルが見えてきます。旧食肉倉庫をオフィスビルに改装した、15階建てのハイラインビルディング。こちらはまだ建設中ですが、ブランドショップなどが入る予定で、こちらの完成も待ち遠しいですよね!またこのビルをくぐる際に、アートプロジェクトが体験できます。これは「A Bell For Every Minutes(ベル・フォー・エブリー・ミニッツ)」といい、ニューヨークのあらゆる場所から鐘の音を集め、1分ごとにそれらの鐘の音が鳴るという、おもしろい仕組み。少し立ち止まって耳を澄ませてみましょう。

14丁目の眺望と夕日を眺めるサンデッキ

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ハイラインビルディングをくぐると、ここから14丁目を東へ遠くまで眺めることができます。また、緩やかな階段やエレベータの設置された出入口もあり。そしてその先には、ハドソン川の夕日が眺められるよう西に向かっていくつかのサンデッキが、線路の上に沿って設置されています。
サンデッキ

サンデッキ

ハドソン川の眺め

ハドソン川の眺め

春夏は草花がたくさん 春夏は草花がたくさん

春夏は草花がたくさん

もう一つのパブリックアートのトンネル

さらに進んで行くと、ちょうどチェルシーマーケットの上を通るトンネルが見えて来ます。このトンネル内にもパブリックアートがあるんです。側面の大きな窓枠に取り付けられた色とりどりのガラスたち。これはハドソン川の表面を毎分写真に撮り、その色のガラスを窓枠に取り付け、川の流れのように見せたもの。ガラス一枚一枚の色が違うので、時間や光の当たり具合によって表情が変わる、美しく神秘的なトンネルになっています。

ここで一息、チェルシーマーケットへ。

トンネルをくぐってすぐ右側にある西16丁目(W16th St)の出入口を降りると、チェルシーマーケットへ行くことが出来ます。チェルシーマーケットは、以前ナビスコのビスケット工場だった建物で、現在はレストランやカフェ、ベーカリーやスイーツのお店等が入ったフード・コンコースとなっています。そしてマーケットの入口すぐの所、ちょうどハイラインが上を通る場所には、ハイラインの昔の写真が展示されています。ここでランチを買ってハイラインで食べるのも良いかも!ぜひ立ち寄ってみましょう。
西16丁目の出入口。エレベーターもあり。

西16丁目の出入口。エレベーターもあり。

チェルシーマーケットへの案内

チェルシーマーケットへの案内

マーケット内入口の通路には昔のハイラインの写真が展示されています。 マーケット内入口の通路には昔のハイラインの写真が展示されています。

マーケット内入口の通路には昔のハイラインの写真が展示されています。

10th アベニュー・スクエア

ここは階段状のウッド展望席が設置され、大きなガラス窓を通して10番街(10th Ave)を展望できるようになっています。イエローキャブや大型トラックが忙しく走り去るのを上から見るのも不思議な感覚。晴れの日には人々はこのウッドデッキに寝転んだりして、さきほどのサンデッキと並んで格好の休憩スポットになっています。また、この広場の南方のハドソン川を見渡すと、ほんの小さく自由の女神像も見ることができます。
ハイラインを歩いてみよう 高架橋 空中公園 リノベーション スタンダード・ホテル 空中庭園鉄道跡 展望台から見る10thアベニュー。

展望台から見る10thアベニュー。

ハイラインを歩いてみよう 高架橋 空中公園 リノベーション スタンダード・ホテル 空中庭園鉄道跡

周囲の建築物もスゴイコトになってます!

展望席を過ぎると今度は、左手に変わったデザインの建築物が見えて来ます。一番左にある、奇妙な形の真っ白な大きいビルはメディア企業IAC本社。フランク・ゲーリーによるもので、ハドソン川を進む船の帆をイメージしたデザインだとか。その奥の細長いグレーの建物はジャン・ヌーベル設計のコンド、パズルのようなガラスのタイルが建物一面に張り巡らされているおもしろいデザイン。そして右側を見てみると、チェルシーの街並みが見え始め、遠くにエンパイア・ステート・ビルも見ることができます。
ハイラインを歩いてみよう 高架橋 空中公園 リノベーション スタンダード・ホテル 空中庭園鉄道跡 エンパイア・ステート・ビルディングも見えます。

エンパイア・ステート・ビルディングも見えます。

当時の古い建物もそのまま。

当時の古い建物もそのまま。

しばしの空中散歩、その先は・・・

ブラウンの建物が並ぶチェルシー地区を眺めながら歩き続けて行くと、西20丁目(W20th St)に辿り着きます。現在のところ、ここがハイラインの最終地点。予定では2011年の春から夏に「フェーズ2」と呼ばれる第2区間がオープン予定。西30丁目(W30th St)まで伸びることになっているそう。本当の最終地は西34丁目(W34th St)なので、この先も工事は続きます!

まだまだ、進化を続けるハイライン。今までに無い発想とデザインで人々を楽しませる要素がいっぱい。ニューヨークの今と昔を同時に感じることができる、新しい形の公園なのです。以上、ニューヨークナビでした。
まだ工事中です。

まだ工事中です。

閉ざされたゲート。

閉ざされたゲート。

W20thストリート出入口から見るハイライン。

W20thストリート出入口から見るハイライン。

ハイライン(フェーズ1)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-02-01

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